ハナトケモノ

思い出したら更新。

冷たい

たまに「あなた手があったかいね。手が温かい人は心が冷たいっていうよね〜。あたし手が冷たいから心はあったかいんだ〜」とかいう奴がいるけど。

大して話したこともない、よく知らない相手にいきなり「心が冷たい」と言い放つ奴のほうが余程冷たい・・・というより寒いと思う。
寒い! 人間が。


謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。


別にめでたくはないのでおめでとうとは言いませんよ、ええ。


みそじみそじ

なんかこう・・・。
30歳にもなれば誰しも考えることなんだろうけど、まぁ、考えるよね。
私ずっとこのまま過ごしていくんかなーって。

私の周りには「やりたい事」を持っていて、他の仕事をしながらでもそれを目指して勉強したり、何かに挑戦したりしている人たちが沢山いる。
かと思えばある日突然「他にやりたいことができた」といって仕事を辞めていく人がいる。

やりたい事。

やりたい事ってなんだろう。

私はどちらかというと多趣味だと思うし、好きなこととか楽しいこと、そういう意味でやりたい事はたくさんある。
出かけたり食べたり飲んだり歌ったり、そういう事。
でも、仕事をやめてまでやりたい事、生涯かけてやりたいような事はなにも思い浮かばない。

かといって、今の仕事が好きか天職かと聞かれれば全くそういうことはないし。
どうせ一生続けられる仕事だとは思っていない。出来ることならもう少し身体が楽な仕事をしたいと、いつも思っている。

結婚をしたいか、子作りをしたいか?  ・・・・別にしたいわけではない。

今の生活が気に入っているわけではなく、かといって何かやりたいことがあるわけでもない。
ずっと前からそうだったし、今からどう変わるとも思えない。

なんか、何が言いたいのかよくわからないけど・・・。多くの人がこうやって考えているのかもしれないけど・・・。

しわすのみそじなんてそんなものよね。

急に気になったこと

目を閉じると真っ暗で何も見えないけど、これはホントに何も見えてないの?
それともまぶたの裏が「見えている」の?

まぶたの裏が見えているだけなのだとしたら、目を閉じても目の疲れはとれない気がして。

なんだか凄く疲労を感じる。

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100年以上使われた古道具には「つくもがみ」が憑く・・・。
かれらは人と話はしないがおしゃべり好きで、好奇心旺盛で少しおせっかい。
江戸時代、家財道具や骨董を貸し出す店を舞台にした、つくもがみの物語。


* * *


畠中恵は『しゃばけ』で有名なファンタジー?の作家さん。読んだことないけど。
この『つくもがみ貸します』は、とても軽い気持ちで読めてよかった。
なんだかめでたしめでたしご都合主義な感じだったけれど、まぁいいじゃないか。
それでこそのファンタジーだと思う。


ちなみにこれの前に読んだのが東野圭吾『白夜行』で、読んだ結果最後まであまり好きにはなれなかった上に、読後感が最悪だったので、気持ちが軽くなってよかった。


最近というかここ1~2年、江戸時代を舞台にした作品にはまっている。
最初は鬼平犯科帳。それから以前紹介した「公事宿事件書留帳」シリーズや、「みをつくし料理長」シリーズなど。
江戸の町人の話は面白い。
子供の頃から時代劇が好きだったんだけど、最近本気で「江戸の下町に住みたい」と思ってしまう。

・・・あ、最近やってたナントカいうドラマは見てませんよ。興味もないさ。

しりきれとんぼ。

悲しい歌

天国へのぼるおじいさん、時計ともお別れ
って悲しい歌だよなぁ。

おじいさんは死んじゃって、時計も止まってしまったのに、一緒には死ねないんだよなぁ。
現実だけど淋しい歌だなぁ・・・と、以前から思っていたのですが。


ひらいけん氏にそれを問い詰める夢を見た(笑

生肉騒動

焼肉店で生肉を食べた人に集団食中毒が発生し、大騒ぎになっている。
まずは被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。


さて、連日このニュースがとりあげられ、当初はその焼肉店が「加熱用」の肉を生で提供していたことが槍玉にあげられたが、その後こんなことが明らかになった。
・牛肉には厚生労働省が示す「生食用」「加熱用」とそれぞれ基準があるが、「生食用」の基準を満たした肉は、現在ほぼ出荷されておらず、市場には出回っていない。
・鶏肉、豚肉には「生食用」という基準がそもそもない。すなわち、そもそも食べるに適さないものとされている。

近頃は、焼肉屋に行けば大抵どこでも生レバやユッケを食べられるし、焼鳥屋などで鶏の刺身を置く所も少なくないが、それらの生肉は全て、厚労省的には「加熱用」として食べることを認めているものを、店の判断で生で提供しているにすぎないのだ。

呑気な消費者にとってはなかなかに重大なこの事実が、今までほとんど世間に知られていなかった。
で、呑気な昼の情報番組なんかでは「このことを積極的に知らしめて来なかった厚労省」「店の責任で加熱用のモノを提供したことを明記していない多くの店舗」を責める方向に話が展開するわけなのだが。
まーなんと愚かな話だろうか。

***
以下、批判的意見ですが、食べて被害にあった方を非難するつもりはありません。
この問題に関して直接は無関係なのに、厚労省や店を叩くマスコミに対する批判です。
でも気に食わない人は見ないで。
***


生肉が衛生上食べるに適さないものであることなど、昔からずっと言われていることだ。
(昔なんて言葉を使うと、「昔は保存技術が悪かったから・・・」とか言う奴がいるが、ほんの10年ほど前でもそう。ある程度の年齢の人なら、「肉は火を通せ」って一度は耳にしていることしょう?)
それを、ただ何となく色んな店で提供されるようになったからと、何も疑わずにパクパク食べるほうがおかしい。
「そのような事は店側が明記すべき」という意見もあるが、そんな事がいちいちメニューに書かれていて、その品物が売れるだろうか?
そりゃ明記してあったほうがいいに決まってるけれど、店側だって商売だ。
法律で絶対明記しなければならないと命じられている事で無い限り、商売のマイナスになることを積極的に示さないのは当然だし、絶対明記しなければならない事ですら極力目立たないように表示するだろう。それは責められないことだと思う。
(もちろん食中毒を出した店を擁護するつもりは全くない! 衛生管理上なんらかの不手際があったのは事実。これからの調査、捜査で是非原因を明らかにし、被害に遭った方への賠償などもきっちりやって頂きたい)


だいたい日本人が(なのか人間全部がなのか、私にはわからないが)呑気すぎるのだ。
「色んな店で出て来るから」「皆が食べてるから」大丈夫だと、何故そんなことが言えるのか?
自分で何かを疑問に思ったり、それを調べる努力をしたり、何故しない?
ほんとどうかしてる。自分を取り巻く環境すべてを何も疑わずに受け入れすぎ。
自分自身の行動に対して責任を持たなさすぎ。

かくいう私は信頼できる店では鶏の生肉でも食べる。
子供のころから「生肉はあぶない」という常識が頭にあったので、店の人に勧められたときに「生肉って食べてもいいの?」と尋ねたこともある。
そうすれば、私が上に書いたようなことは大抵のお店が説明してくれるし、「こういう処理をしているから大丈夫ですよ」と教えてくれたりもする。(そういうことをちゃんと説明できない店は信用できない。)
信頼できる環境でなら生肉でもパクパク食べるが、知らない店ではまず頼まない。
何の前触れもなく生焼けが出てきたら一旦はつっ返す。

ついでに言うけど川の魚もなんでも生で食べる奴とか、ほんと馬鹿だから。
食べるのは勝手だけれど、それで問題が起こったときに「食べちゃダメだって教えてくれなかった世間が悪い」なんて言わないでね。

なんか好き2

忘れてしまいたいことが

今の私には多すぎる


ここも好き。
まどかひろしの飛んで回っての歌(笑)

なんか好き

みんなひとりぼっち
海の底にいるみたい


中島みゆきの歌の歌い出しだと思うんだけど、なんかすごく好き。

空想

小さい頃から想像力は割とあって、一人で空想遊びをして何時間でも過ごすことができた。
冒険したり好きな童話の中に入ったりという架空のことから、大人になったら住みたい家の間取りを書くなんていう現実的(?)なことまで。想像の中ではなんでもできた。
少し大きくなると物語を作ったりもして、小学校の5年生くらいのときには、「架空の海外旅行を計画する」という、まぁガイドブックを作るようなことを夏休みの自由研究にやったりもした。
思えば初恋もはじめてのセックスも失恋も、全部想像の中でのことだった。
大人になるとそれは想像ではなく妄想と呼ばれるものになるのだけれど。

いまでも空想したり計画を立てることは好きで、旅行なんかも計画を立てるだけで満足しておなかいっぱいになれる。
今日みたいに休みの日は、空想だけで一日過ごしてしまったりする。想像すればするほど緻密になって際限がない。



まず仕事を辞める。まぁ2カ月もあれば十分だろう。
それから家にあるものを処分する。
近くに古本屋もリサイクルショップもあるので、売れるものは売って。捨てるのには時間とお金がかかるけど根気よくやろう。
残すものと処分するものを分ける必要がないのだから、大掃除よりも早く済むはず。
ピアノはタケモノトピアノに持ってってもらおう(笑
あまり長期計画でやると、身近な人に気づかれてしまうから、計画を綿密に立てておいて、一気にやったほうがいい。
お金が色んな銀行に分散しているから、後始末をしてくれる人に迷惑がかからないよう、1か所にまとめて他は解約しなければならない。
電気やガス、マンションも解約しなければ。
極力人に迷惑をかけないように、約束事とかはきちんと済ませておかないと。
でも身辺整理なんてせいぜいこの程度だな。

家でやってしまうと後々住む人が居なくなるから、外でやったほうがいいのかな。
密閉した車で練炭てのがスタンダードだけど、私運転できないし。
免許はあるからレンタカーを借りることはできても、たぶん目的の場所まで車を持っていけないだろうな。
しかも遺族がレンタカー屋さんにスンゲー賠償請求されそうだ。
希望をいうなら海なんだけど。(東尋坊的な意味ではなく)
薬とお酒でほどほどに気持ち良くなったところで海に入るっていう。
メアリー・ウェズレーの『満潮』そのままっていうのが貧相な想像力だけど。
以前餘部鉄橋を見に行ったときに、人気のない景色のいい海辺でずーっと座っていた。ああいう場所が理想的。
でもいくら人気がないといったって住宅もあったし、なんだかんだ人に見つかってしまう気がする。
夜なら大丈夫かな。寒いのはいやだな。でも夏の夜の海なんて余計人多いし。うーん。
あっ、樹海とかいいかも?! いやいやいや。ただでさえ慣れないことをするのに慣れない場所では絶対失敗する。性格的に。

現実的に考えるならやっぱりホテルかなぁ。何かイヤだけどなぁ。慣れてるっちゃぁこれ以上慣れている場所はないだろ。
できるだけ干渉されない都会のビジホかなんかで、3泊くらい部屋おさえて掃除に入られないようにしとけば十分か。
そういうコトで後々家族にどういう対応がとられて幾ら請求されるかってのも、大体わかるしなぁ・・・(遠い目)
願わくば発見した人が出来るだけビックリしないように。やり方は━━。


・・・こういうことを考えているだけでなんとなく楽しい気持ちになって、今日も数時間を過ごしてしまったのです。
少し前までは、生きているのが辛くて苦しくて死にたいけど死んでは駄目だという意識が強く、どんよりと暗いイメージを抱いていたけれど、最近するこの妄想は爽やかで、穏やかで、静かな海を見ているような気持ちになれる。
この妄想があるだけで、私はいつまでも生き永らえていられる気がする(笑

「面白きことは良きことなり!」が口癖の矢三郎は、狸の名門・下鴨家の三男。宿敵・夷川家が幅を利かせる京都の街を、一族の誇りをかけて、兄弟たちと駆け廻る。が、家族はみんなへなちょこで、ライバル狸は底意地悪く、矢三郎が慕う天狗は落ちぶれて人間の美女にうつつをぬかす。世紀の大騒動を、ふわふわの愛で包む、傑作・毛玉ファンタジー。

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なんかこう。
どこがどうと中身を語るのは難しいのだけど、おもしろかった。

主人公はたぬきの三男。長男、次男、弟の四男がいて、それぞれのキャラクターがとてもいい。
たぬき以外に出て来るのは主に天狗。あと人間が少し。
皆それぞれにこだわりとか、悩みを抱えているんだけど、でも人間味あふれる愛情や思いやりを持っていて、なんというかその「普通」の感じが好ましかった。
全体としては面白おかしい感じなんだけど、その中に家族愛だとか、正義感だとか、そういうものが溢れている。

京都を舞台としており、身近に目にしている寺町通り商店街や、出町柳の風景が沢山登場する。
作者も私と同じ風景を見て生活しているはずなんだけど、その見知った景色の裏側、商店街のアーケードの上や神社の深い森の中に作者の妄想が生き生きと描かれていて、ほんと、よくこんなこと思いつくなぁと感心した。

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。


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評判の作品だし、住んでいる街が舞台だし一度は読もうと思っていたんだけど、ちょうど人の勧めもあったので読んでみた。
前評判から想像していた感じ(単なる学生の日常的恋愛物語)とは全然違った。
途中から、「おいおいおい、そういう方向なの?!」とびっくり笑いつっこみをしてしまう(笑
ファンタジーなのね。
児童文学以外で”ファンタジー”というジャンルに触れることがいままであまりなかったのけど、なるほどこういう感じかと。

ベタベタドロドロの学生恋愛小説ではないので、良い意味で予想と違っていて、面白く読めた。
独特の言い回しがしばらくうつってしまい、脳内が森見ワールドになってしまうね。

川のそばの静かな田舎町で、幼児殺人事件が起こった。
容疑者とされる実の母親のもとへ毎日取材を続けていた記者は、容疑者の隣家に住む夫婦が、ある古い事件に関与していたという事実をつかむ。
被害者と加害者。男女にひそむ呪わしい過去とは━━。





前半は子供を殺したといわれるシングルマザーの荒れた性質がクローズアップされ、あたかも殺人事件ベースで進むかと思いきや、途中からは隣家の夫婦の過去が次々と明らかになり、物語は全く違う方向へ進んでいく。

「私たちは不幸になるために一緒にいる」
男と女、加害者と被害者。一生逃れられない、古い事件の記憶。
他人は”ありえない”と言うかもしれないが、この二人はどうしても、”こうなる”しかなかった。
犯罪被害者と加害者に対する世間の目は、やはりこういう風になるのかな、などと色々考えてしまった。


最近、吉田修一では好みで無い作品が多かったのだが、これは面白かった!!

『赤い指』東野圭吾

少女の遺体が住宅街で発見された。捜査上に浮かんだ平凡な家族。一体どんな悪夢が彼等を狂わせたのか。「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身の手によって明かされなければならない」。刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は?

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いやはや被害者そっちのけですな。
被害者とか被害者家族云々とか事件の背景とか何も出てこない。
解決に至る推理もちょろっっとしか出てこない。
もうとにかく加害者とその家族の物語。

この家族がひど過ぎてもう。
目が離せません(笑  面白かった。

それにしても加賀さん格好いい。加賀さんシリーズ好きだ・・・。

主人公はふとした切欠から、職場の女性と不倫関係に陥る。
二人の関係は深みにはまっていくが、彼女は実は、15年前に父親の愛人が殺された事件の容疑者とされていた。
時効が近づくなか、主人公は事件の真相にせまる。


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はじめは、「珍しいな」という印象だった。ドロドロ恋愛描写がすごくて。
でも、東野圭吾は人間の心の動きを描くのが凄く上手だし、別に違和感はない(それほど多くの作品を読んだ訳ではないけど)。

でも、ここまでドロドロの恋愛ものにしちゃうんなら、もう事件とかからめんでもええやん・・・とも思ったり。
不倫主体で十分やん。と言ってしまうと東野圭吾ミステリー否定になっちゃうか。
肝心の(?)事件部分に関しては、いくらなんでも現実離れしすぎじゃないか。

面白かったけどもう一回読みたいほどではないかなぁ。


それにしても、主人公の奥さんの存在感が凄く良かった。
不倫が主題になると、主人公と不倫相手の関わりばかりが描写されて、奥さんの存在感がなくなりがちだけど、この作品は最後まで作者が奥さんをないがしろにしていない。
東野圭吾の作品の好きなところはそういう所。

ほんとうは

ほんとうはやっぱりずっと一人でいたい。
一人でいれば、心が乱れることがなく、悩まず、苦しまずまた苦しめず、穏やかに生きていられる。

思考の奥底のいちばん冷静な部分はいつも、一人でいるべきだと主張している。
何もかも捨てて。一人で。

解放されたい。

ドロドロ

身近な人にはしづらいような重たい話や内面的な話を、実生活には関わりのない見知らぬ相手という気軽さから、ネット上の知り合いに積極的に伝えると、必然的にネット上の知り合いは、リアルの知り合いが知らないような自分の内面を見せている存在となる。すると今度は、”こんなに自分の内面を知っているのだから、この人には隠すことが無い。この人は私にとって特別な人だ”と錯覚する。
・・・人が、ネットでしか会ったことのない人に恋をしてしまったりするのは、こーいうコトだと思う。


いま、このblogとmixiとtwitterをやっている。

で、言わずもがなblogに書くことがいちばんドロドロしている。
なにしろリアル知り合いが殆ど見ていないからね。
twitterがいちばん当たり障りがない。
なにしろリアル知り合いが多いどころか職場の人まで見てるしね(笑

じゃぁ、ガードを解いて好き勝手にblogに書くことが、いちばん本音に近いか? と問われると、案外そうでもない。
というのは「このドロドロを人に見られたくない」と思っている心がまた、本音だからだ。

ここに書くドロドログチグチ問わず語り(何)は、確かに私が持っている感情や考えではあるけれど、それは時に捨ててしまいたい拘泥であったり、忘れてしまいたい過去だったりする。
だからblogを何かのはずみでリアル知人が見て、「本当はそんなことを思っていたんだ・・・」とショックを受けられても、それは、何か違うな~という感じなのだ。そこまで深刻じゃないよ~っていう。
(とはいえ、知人が見ればやっぱりショックを受けるだろうことはわかる。死にたいとか誰にでも言うわけじゃないし。だから見せない。でもこうやって2面にも3面にもなるから、明らかになったときに人間関係に問題を生じたりするんだけど、うむむ。)

たとえば死にたい(正確には、生きる必要を感じない)と思うこと。
日常の誰かに対して不満を持ち、愚痴を言うこと。
そういうことを、私は別に隠す気持ちはないけれど、周りの人はいきなりそんな話をされても重たいだけだろうと思う。
それでもどうしても伝えたいと思うほどのことではない。
だから、こういう日常から離れたところに好きなように書く。それだけ。

これからもめいっぱいドロドログチグチします。

うーん。ごめん、正直微妙。

私が好きな映画『かもめ食堂』を制作した会社、パラダイスカフェの新作。
水と緑にあふれた静かな街で暮らす人々のなにげない日常を描き、「まったりマイペースで、自由に、縛られずに生きるのって素敵」みたいな話で、特にストーリーはない。

静かで景色が綺麗で、登場人物が気張ってなくて、基本的には好きな感じの映画なんだけど・・・。
なんというか、ちょっと、やりすぎ。

台詞のあちこちに、上記の「のんびり生きましょう」「自由に生きましょう」というメッセージが込められすぎていて、説教臭いというか、もう正直不快。
ストーリーが無さ過ぎて、登場人物の関係性とか、どこから来てどこに行くのかとか、そのへんが全くわからない。
というか、「そんなこと、どうでもいいじゃない。皆行きたいところにいって、居たいところにいればいい」みたいな映画なわけだけど。(その手の台詞がほんと多かった)
現実味を消しすぎていて、あれじゃあ登場人物はただの不思議ちゃんだ。


『かもめ食堂』も基本的には同じ、「のーんびり、縛られずに生きるのって素敵」みたいな映画なんだけど、そこを全面に押し出していなくて、適度に現実的な物語のなかで、登場人物の生き方なんかが「あぁ、のんびりして素敵だなぁ」と感じるからいいわけで。
「のんびりしましょう」「ゆっくりしましょう」って押しつけられるのは、なんか違うんだ。
そのへんの匙加減がなぁ。

同じくパラダイスカフェの前々作(かな?)『めがね』でも同じこと(やりすぎ)を思ったので、今回もあまり期待していなかったんだけど、制作チームが私の職場に泊っていた(京都で撮影してた)ので、一応見ておこうかなと。
そうそう。京都で撮影してたので、なんか知ってる景色が多くて落ち着かなかった。

あーあと、小泉今日子が出てたんだけど、一人だけ綺麗すぎて浮きすぎ(笑
小泉今日子は嫌いじゃないけど、演技が下手すぎて一人だけあぶなっかしくて、作品に合ってなかった。


それにしても、隣の席のおばちゃんが中盤からラストまでずっと寝てた。無理もないと思う。

大相撲巡業

大相撲の巡業を見に行った。
先月くらいの日記に書いたとおり、閣下の影響なのだけど、それに加え会社の先輩が相撲好きで、毎年同じメンツで巡業やら大阪場所やらを観に行っているらしく、そんなこんなで一緒に行くことに。

タマリ席、11000円・・・。
最初は高い! と思ったけれど、一日が終わってみると、全然高く無かった。凄くよかった。

なにしろ土俵が近い。
席といっても、体育館の床に砂除けのビニールシートがびっちり敷いてあり、その上にテープで線を引いて席割りしているだけなので、狭くて床が固くてなかなか大変。
でも、入場した時パンフレットなどとともに、お座布団(持ち帰り用エコバッグ付き)をくれた。

取組の前には、土俵の上で公開稽古が行われている。
その時点で、名前のわかる力士、関取がいっぱいで大興奮。
土俵の上は入れ替わり立ち替わりなので、通路や出口付近にも力士が大勢うろうろしている。
小雨模様で肌寒い日だったけど、体育館の中は、もうなんか熱気がすごかった。





ほら、こんなに近い~。
丸で囲んだ所、よーく見てください。九重親方です! 千代の富士。
ま~格好良い。なんか月並みな言い方だけど、オーラが違った。稽古の様子をチェックしているのか、真剣な表情。
思わず撮影。取組が始まって、お客さんが増えてきたら姿を消しておられた。

当日、写真撮影が出来るとは思っておらず、デジタルカメラを持たずに行ったので、ずっと携帯電話のカメラで撮影していたが、なにしろおすもうさんはずっと動いているので全部ピンボケに(笑




はくほ~!

白鵬関はさすがに、取組前に通路をうろうろ歩いていたりしない(歩いてたら囲まれて大変だ)。
上品で凛としていて格好良かった。4つも年下なのに貫禄あるなぁ。


稽古が終って11時から幕下の取組が始まると、皆お弁当を食べたり売店を見に行ったりし始める。
私たちも、あらかじめ売店で買っておいたお弁当を食べる。遠足みたい(笑
幕下の取組は待ったなしでトントン進み、中入りが近づくと関取が沢山通路に集まってくる。
本場所ではないので和気あいあいとした雰囲気(?)で、慣れた先輩はその中にドンドン入り込んでサインをもらったり写真を撮ったりしていた。
私も便乗して、大好きな旭南海関や垣添関、安美錦関と握手してもらった!


以前日記にも書いた旭南海関。



旭南海関は野球賭博の騒ぎに伴う謹慎やなんかの影響で、9月場所で幕内力士が沢山入れ替わった時に初めて幕内入りしたのだけど、リポーターの取材に対し「真面目にやっていると良いことがありますね」てなコメントをしたそうだ。(初日の土俵入りの時紹介されていた)。
なんかこう、上が不祥事で落ちてきたのでラッキーで上がれた♪ てな感じのコメント。
それを聴いて以来、勝負師なのにそんなに覇気のないことで大丈夫なのかと気になって気になって(笑
大好きです。案の定負け越したけど・・・。

旭南海席の後ろに写っているのが、垣添関。この人も大好き。
もうね、最初から半泣きみたいな顔をしていて、滅茶苦茶可愛いの。
あまり強くなくて、負けるとさらに半泣きの顔になってしまうんだけど、体が小さいのに時々とっても器用な勝ち方をする。
勝っても負けても「がんばったねー」ってヨシヨシしてあげたく(謎


高見盛の気合注入も見られたし、先輩が旭南海関と顔見知りだったから喋れたし(後援会のパーティーで顔見知りになったとか)、垣添関が勝つところも見られたし、「初っ切り(しょっきり)」という取組前のルール説明(実演)がコントで面白かったし、書きたいことがいっぱいでもうなんだか(笑
なにかと楽しい一日だった!

あとは魁皇が来ていなかったことだけが残念だったー。
プロフィール
ハナコ
42才
ずいぶん遠くまできてしまった
TI-DA
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